間仕切壁のご提案 2026年版
その間仕切、
LGS壁でいいですか?
LGS壁とパーティションを、
10の視点で比べる
小松ウォールアイティ株式会社
2026年9月
当社オフィス(金沢・2022年改修/自社物件)
こんなこと、ありませんか
当社にいただくご相談は、たいていこの3つです
間仕切のレイアウトが、よく変わる。
組織変更・増員・用途変更のたびに、壁を壊してつくり直していませんか。
工期が無い。職人がいない。
内装の工種が多いほど、日程も人の手配も読みにくくなります。
使いながら直したい。ほこりと臭いを出したくない。
営業中・執務中のフロアでは、粉じん・切断音・塗装の臭気が現場の制約になります。
00
いま、間仕切壁を取り巻く3つの変化
人・人件費・資材、3つとも上がっています
人が足りない
477万人
建設業就業者数(2025年)
ピーク時から約3割減
1997年の685万人がピーク。工種が多い工法ほど、人の手配が読みにくくなります。
人件費が上がり続ける
14年連続
公共工事設計労務単価の上昇
2026年3月適用分+4.5%
全国全職種の加重平均は25,834円。初めて25,000円を超えました。
資材も上がる
約150
建設資材物価指数(建築)
2015年=100 に対する2026年の水準
石膏ボードは2026年6月出荷分から製品20%・カット加工費40%の値上げ。
工種が多く、工期が長く、現場での加工が多い工法ほど、この3つの影響を強く受けます。
| 視点 | パーティション(マイティ) | LGS壁 |
| 1 | レイアウト変更 | 移設して再使用できる | 解体・組立が難しい |
| 2 | 工法(工種) | 1工種で納まる/火を使わない | 多数の工種/溶接で火気管理が要る |
| 3 | 工期(工程) | 内装完了後に取付ける2工程 | 5工程+建具枠・建具本体 |
| 4 | 厚さ(見込み) | 50〜130mm(マイティ-70は70mm) | 一般的な仕様で117mm |
| 5 | 環境 | 粉じん・臭気・廃材が少ない | 切断・パテ・塗装が現場で発生 |
| 6 | 意匠・仕上げ | 工場焼付塗装で品質が均一 | 現場仕上げの精度に左右される |
| 7 | 配線・配管 | 中空層40mmを後から使える | ボードを貼る前に決めておく必要 |
| 8 | 不燃性 | 国土交通大臣認定 NM-2300 | ボード仕様により対応 |
| 9 | 遮音性 | パネル単体(500Hz)53.4dB | 中空壁(500Hz)50.0dB |
| 10 | 金額 | 建具・ガラスが増えるほど有利に | 壁だけなら安い/建具が増えると逆転 |
01
解体・組立・レイアウト変更
壊さずに、移して使えます
パーティション
移設して、また使えます
パネルとレールを外して別の場所へ。壊して捨てるのではなく、部材が資産として残ります。
変更の予定がある空間ほど、効きます
LGS壁
後から動かすのが難しい
天井・床・壁を仕上げる前にレール・スタッドを施工します。変更のたびに解体・廃棄・つくり直しが発生します。
動かさない壁には向いています
01
移設の実際 ― 同じパネルを組み替える
番号のついたパネルが、そのまま動く
同じ縮尺で並べています|番号と幅は施工図の記載値です。パネルの中身(ガラスの位置など)は原図に寸法が無いため描いていません。
図の緑の番号が、そのまま移設されるパネルです。この例で手を入れるのは、寸法の合わない1枚だけ。
パーティション
1工種で納まる/火を使わない
- 天井・床・壁が仕上がった後に取付ける後付工法です
- ビス止めが基本。専門の職種ですが1工種で納まります
- 火気を使わないため、火気の管理・立会いが不要です
職人不足に対応力あり/火無し工法
LGS壁
多数の工種/火気の管理が要る
- 軽鉄・ボード・パテ・クロス・塗装・巾木と、多数の工種が必要です
- 溶接を使う場合が多く、火気の管理が発生します
- 工種が増えるほど、日程の調整先も増えます
段取りが要る/人の確保が読みにくい
LGS壁
上下ランナー取付
スタッド取付
振れ止め
開口部補強
ボード取付
パテ
クロス貼り
塗装
ソフト巾木
クリーニング
LGS壁の建具
建具枠取付
(壁の下地と同時)
建具本体取付
(仕上げ後)
パーティションは、内装が仕上がった後に取付ける工法です。壁の中の工事が要らないぶん、工程が簡素になり、工期が短くなります。
すべて同じ縮尺で並べています|壁を上から見た厚み(見込み)です。LGS壁の中の濃い部分が、マイティ-70 との差 47mm。
マイティ-70 は LGS壁より 47mm 薄い。壁1列20mあたり床面積が約 0.9㎡ 増えます。
パーティション
粉じんが少なく、臭いが出ない
- 粉じんが少なく、塗装による臭気がありません
- 現場での加工が少なく、ボード屑などの廃材ゴミが少なくなります
- 廃材が少ないぶん、処分費・養生費も抑えられます
環境にやさしい/営業中のフロアでも進めやすい
LGS壁
切断・パテ・塗装が現場で発生
- ボードの切断で粉じんが出ます
- パテ・塗装の工程で臭気が発生します
- 端材・ボード屑が廃材として出ます
養生と工程の切り分けが必要になります
06
意匠・仕上げ
工場で焼き付けるので、仕上がりが揃います
カラー|左=オリジナルカラー(小松ウオール標準色)/右=オプションカラー(準標準色)
木目プリント鋼板|不燃
ホワイトボード鋼板|壁がそのまま書ける面に
パーティション工場にて焼付塗装をするため品質が均一。後から同じ色を足せます。
LGS壁クロス・塗装の選択肢は広い一方、仕上がりは現場施工の精度に左右されます。
06
意匠・仕上げ ― Copper Series
金属の質感を、マットな仕上げで
5色|アカガネ(赤金)/オウドウ(黄銅)/ハクドウ(白銅)/アオサビ(青錆)/コクドウ(黒銅)
移動間仕切|AKAGANE(赤金)の施工事例
個室ブース|AOSABI(青錆)の施工事例
どんな塗装かメタルフレーク×ツヤ消し処方のマットな金属仕上げ。金属の粒感を残しながら、ギラつく反射を抑えます。木目・ファブリックとも馴染みます。
ご採用にあたって焼付塗装に対応する部材のカラーオプションです。製品ごとに対応可否の確認が必要ですので、ご希望の箇所をお聞かせください。
断面|中空層40mmのW構造(マイティ-70の場合)
構造|上桟・下桟を通して配線・配管・コンセント
仕上がり|コンセントも手すりも壁の中で納まります
パーティション壁の中に40mmの空きがあるので、コンセントやLANを後から足すときに壁を壊す必要がありません。
LGS壁配線・補強はボードを貼る前に仕込むのが基本。後から足す場合はボードを開口し、クロス・塗装のやり直しが伴います。
08
不燃性
大臣認定 NM-2300 をそのまま提示できます
国土交通大臣 認定書|国住指第4564号(平成21年4月3日)より、認定番号と名称の部分
パーティション
建築基準法第2条第九号および同法施行令第108条の2 第一号〜第三号(不燃材料)の規定に適合すると認定されています。
認定番号 NM-2300
名称 せっこうボード裏張/合成樹脂塗装/鋼板
対象 MW-70/80/S80/110/130/SW
認定番号があるので、設計者・審査側にそのまま提示できます。
LGS壁
使用するボードの種類・厚さ・張り方で性能が決まります。仕様の指定と、現場での確認が必要になります。
断面|グラスウール充填
測定結果|オクターブバンド
パーティション(パネル単体・グラスウール充填)
53.4 dB
中心周波数 500Hz の音響透過損失
| Hz | 125 | 250 | 500 | 1000 | 2000 | 4000 |
| dB | 19.0 | 38.3 | 53.4 | 60.1 | 51.4 | 60.9 |
LGS壁(中空壁・共通間柱工法)
50.0 dB
両面12.5mmボード2枚張り・グラスウール24kg/m3 厚50mm 挿入の場合。ボードの枚数・吸音材の有無で大きく変わります。
フラッシュパネル
PB9.5+12.5 2重貼/ロックウール充填/ビニールクロス貼/ソフト巾木
片引き吊戸① + 片開戸①
鋼製軽量ドア/LGS内蔵 片引き吊戸①/片開戸①
片引き吊戸② + 片開戸① + FIX②
引
FIX
開
FIX
引
W 20,000 × H 3,000
鋼製軽量ドア/LGS内蔵 片引き吊戸②/片開戸①/FIX②
左=マイティ-70(パーティション)/右=LGS壁。同じ長さ・同じ高さの壁に、建具とガラスを段階的に増やした3パターンで比べています。
10
金額 ― マイティ-70 を 100 とした場合
建具が増えるほど逆転します
100マイティ-70
フラッシュパネル
壁だけ建具・ガラスなし
75LGS壁
PB2重貼+クロス+巾木
100マイティ-70
片引き吊戸①+片開戸①
建具2本引戸1・開戸1
94LGS壁
鋼製軽量ドア+LGS内蔵吊戸
100マイティ-70
吊戸②+開戸①+FIX②
建具3本+ガラス2ここで逆転します
109LGS壁
鋼製軽量ドア+LGS内蔵吊戸②+FIX②
建具とガラスが増えるほど差は縮まり、建具3本+FIX2枚で逆転します。
※ 金額比較の数値は概算金額の目安であり、実際の工事金額と異なる場合があります。
※ パーティション工事による工程簡素化での、工期短縮・養生費・廃材処分費などの削減経費は考慮していません。
※ 平米数・パターン・建具の数によって変化します。
この金額比較を、2026年にどう読むか
正直にお伝えします
01
前ページの指数は、メーカーが以前に作成した概算比較です
当社が2026年の単価で計算し直したものではありません。作成時期の単価にもとづく相対比較です。
02
2026年の価格環境は、工種の多い工法のコストを押し上げる方向に働きます
労務単価は14年連続で上昇(2026年3月適用分は前年度比+4.5%)。石膏ボードは2026年6月出荷分から製品20%・カット加工費40%の値上げ。LGS壁は工種が多く、現場での加工も多い工法です。
03
「建具・ガラスが増えるほど有利」という傾向は、いまも変わりません
パーティションの材料も同様に値上がりしています。どちらが何%という断定はできません。ただし比率がLGS側に有利な方向へ大きく振れる要素は、現時点で見当たりません。
04
正確な金額は、物件ごとにお見積りします
壁の長さ・高さ・建具の数と種類・ガラスの有無で金額は大きく変わります。図面をお預かりいただければ、当社の積算課が今日の単価でお出しします。
まとめ ― パーティションを選ぶ理由
選ぶ理由を、10行にまとめました
移設して再使用できる
1工種で納まる
火を使わない工法
工程が簡素・工期が短い
壁が薄く、部屋が広い
粉じん・臭気・廃材が少ない
工場焼付塗装で品質が均一
中空層40mmを後から使える
不燃材料の規定に適合
建具が増えるほど金額で有利
まずは図面を1枚、お預けください。
今日の単価で、御社の条件に合わせた概算をお出しします。